中村文則 「教団X」

5月5日 久しぶりにこんな長い小説を読んだ気がする。 神と宗教と性の話 子供の時から死ぬことが一番怖いことだった。死んで自分が「無」になるということが信じられず、また今この瞬間にも自分は死にむかっているというのがとても恐ろしかった。「死を恐れる…

柚木麻子「ナイルパーチの女子会」

4月29日 怖い小説だ…… 柚木麻子さんのイメージが「終点のあの子」でつるりとした青春を描くというイメージだったので、これはもうどろどろどろどろって感じでまた違う印象が加わった… 登場人物全員キチガイみたいな話だなあ 特に真織が杉下に芋けんぴ刺すと…

恩田陸 「三月は深き紅の淵を」

4月8日 まずタイトルに惹かれた。 「三月は深き紅の淵を」、なんて良いタイトル… 第1章を読んでいるところで、「これ自体が三月は深き紅の淵を、だったりするのか…?」という疑問は持っていた。内容が似ていたし、まあわかるだろう。そして終わり方の「尻切…

太田英基「僕らはまだ、世界を1ミリも知らない。けど、その知らない世界がオモシロイ!」

4月7日 大学のキャリアセンターにあって、気になって借りた本。ちなみにキャリセンの本棚には朝井リョウさんの「何者」も置いてあって、これを普通の就活本だと思って手に取り読んだ就活生は爆死するんだろうな…と何とも言えない気持ちになった。 私にはいく…

朝井リョウ「死にがいを求めて生きてるの」

4月7日 平成を代表する作家である朝井リョウが平成について書く。そう知った時あああ読みたいいいと強く思ったがなかなか単行本を買うお金が手に入らず、読み損ねていた。 ついに! バイト三連勤した甲斐がありました。 朝井リョウさんの本は「個性」という…